約6年の時を超えて進化した、北海道のシンボル。
「赤れんが庁舎」リニューアルオープン!

るい【ぼっち食べ歩き】さん

三好 さやかさん

大家 彩香さん
風格ある歴史的建造物が
快適で親しみやすい空間へと進化
北海道庁旧本庁舎は1888(明治21)年に建てられ、ドームを載せたアメリカン・ネオバロック様式のれんが造りが特徴的な国指定重要文化財。赤れんがの風格あるたたずまいから「赤れんが庁舎」の愛称で呼ばれ、札幌都心に建つシンボル的な歴史的建造物として道民や観光客に親しまれてきました。
その歴史的な価値を未来へとつないでいくため、改修工事がスタートしたのが2019年。そこから約6年の歳月を経て、赤れんが庁舎がことし7月25日にリニューアルオープン。明治時代から北海道の歴史を見守り続けてきた赤れんが庁舎が美しく生まれ変わりました。
今回のリニューアル工事では、耐震性の強化はもちろん、展示内容の充実、エレベーターやスロープの設置など、さまざまな改修が行われました。特徴的な外観をできる限り保存し、建設当時の面影を色濃く残しています。歴史的建造物としての風格を保ちつつ、この場所を訪れる皆さんにより快適に、より親しみ深く北海道の歴史や文化に触れていただける空間に生まれ変わりました。
熟練の職人たちの手によって丁寧に修復された建物の一つひとつから、北海道の発展の歴史と息吹を感じてください。
誰もが安心して利用できる
赤れんが庁舎へようこそ!
今回のリニューアルで注目したいのが、展示内容の充実ぶりと快適で親しみやすい空間です。また、ユニバーサルデザインを取り入れたことも重要なポイントの一つ。車いす利用者や高齢者、小さなお子さま連れなど、誰もが安心して利用できるような配慮に基づいて設計されました。スロープやエレベーター、多目的トイレ、授乳室の整備など、より快適に過ごせるような工夫が随所に見られます。
さあ、一緒に赤れんが庁舎へショートトリップに出かけましょう。
1階 地域情報とにぎわいのフロア
重厚感のある正面の扉を開けると、1階には「地域情報とにぎわいのフロア」が広がります。道内179市町村の魅力を発信する地域の魅力発信のお部屋では、タッチパネルディスプレイで地域情報を紹介。大型スクリーンでは道内自然公園の雄大な自然景観をパノラマ映像で上映。北海道地図を的に見立てた体験型情報コーナーも設置され、楽しみながら北海道の魅力を知ることができます。
1階のショップでは各市町村の特産品や名産品のほか、お土産にぴったりの赤れんが庁舎オリジナル商品も販売しています。
また、ぜひ訪れてほしいのが1階に誕生したカフェとレストラン。赤れんが庁舎の歴史と風格に包まれた空間で、北海道ならではの「食」の魅力をゆったりとした雰囲気で楽しむことができます。

カフェ店内

レストラン店内

るい【 ぼっち食べ歩き】さん
が紹介!
2階 歴史と文化のフロア
2階の展示室では、赤れんが庁舎の歴史や北海道の遺産・文化、アイヌ文化と歴史を、貴重な資料や映像などを通して学ぶことができます。そのほか、赤れんが庁舎の精巧な模型や、改修工事の内容、最新技術などを紹介するコーナーも。北海道の厳しい自然の中でたくましく生きてきた先人たちの足跡をたどることで、北海道の歴史に対する理解を深めることができます。
さらに、八角塔特別観覧エリアからは、赤れんが庁舎周辺の街並みを一望できます。ここからの眺めは格別。小屋裏空間の見学や八角塔の歴史的エピソードも紹介しています。

三好 さやかさん
が紹介!
地下1階 学びと継承のフロア
地下1階では、樺太や北方領土に関する資料も展示。北海道の歴史や文化を多角的に学ぶことができます。
また、今回のリニューアルでは、新たに貸室利用(要予約)ができるようになりました。
2階と地下1階には、会議やセミナー、ワークショップ、企画展、パーティー、結婚式など、さまざまな目的で利用できる貸室があるほか、赤れんが庁舎の正面に広がる前庭(赤れんがガーデン)も貸スペースとして利用できます。

大家 彩香さん
が紹介!
リニューアルによって、赤れんが庁舎は特別な時間と空間を楽しめる新たなランドマークとして生まれ変わりました。訪れる人にとって学びの場、憩いの場、そして北海道の魅力を再発見する場でもあります。ぜひ家族やお友だちと一緒にお越しください。

指定管理者
北海道赤れんが未来機構
広報担当
小川 莉乃さん
重要文化財である赤れんが庁舎が約6年の月日を経てリニューアルオープンし、歴史にみがかれたこの空間に多くの皆さんをお迎えできることを誇らしく感じています。
新しい展示室では、北海道の歴史や文化を見て、触れて、感じることができます。四季折々の美しさを見せる前庭を散策したり、赤れんが庁舎のカフェやレストランで北海道ならではのおいしい食を味わったり、観光スポットとしてもお出かけ先としても楽しめる場です。
赤れんが庁舎は、皆さんの心を癒やし、北海道の魅力を体感し、未来への希望を刻む場所。どうぞ気軽に立ち寄って、心豊かなひとときをお過ごしください。
Information
基本情報
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
- 住所:札幌市中央区北3条西6丁目1番地
- 営業時間:8:45~21:00
- 休館日:12月29日~1月3日、11月16日
- 入場料:一般300円 大学生・高校生200円 中学生以下無料
※団体料金あり
この記事に関するお問い合わせ
道庁財産活用課
011-204-5055
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